IT業界でSES以外の見分け方！5つのチェックポイントと転職方法を解説

日本のIT業界は中小企業が多く、ほとんどが客先常駐をしているSES企業。

そのため、「IT業界はSES以外の会社に転職できない…」と思っている人は多いです。

そんな今回は、SES以外のIT企業について解説します。

また、SESじゃないIT企業に転職する方法も紹介するので、ぜひチェックしてください。

IT業界でSES以外の会社の見分け方

本章では、IT業界でSES以外の会社を見分ける方法を解説します。

ここで紹介するポイントが当てはまる会社は、SES企業の可能性が高いですよ。

働く場所や時間が決まっていない

働く場所や勤務時間が決まっていないIT企業は、SES企業の可能性が高いでしょう。

なぜなら、SESは常駐先によって働く時間や場所が変わるからです。

具体的には、次のように記載されているならSES企業の可能性は高いです。

気になる会社があれば、働く場所と時間は必ずチェックしておきましょう。

取引先がIT企業やSIerしかない

取引先がIT企業やSIerしかないなら、SES企業だと思いましょう。

SESはIT業界の下請けなので、取引先は同じようなIT企業やSIerばかりになるからです。

SES以外のIT企業であれば、取引先にはさまざまな業界の会社があります。

会社選びの際は、ホームページなどで取引先の業種を確認しましょう。

ビジネスパートナー（BP）を募集

SES企業は、案件とエンジニアのマッチング機会を増やすため、ビジネスパートナー（BP）を募集しています。

ホームページに以下のような記載がある場合は、SES企業の可能性が高いです。

ただし、中堅SIerでもビジネスパートナーを募集しているケースがあります。

「ビジネスパートナー募集＝SES企業」とは言い切れませんが、記載のある場合は確認するようにしましょう。

派遣許可番号が掲載されている

派遣ビジネスをする会社は、国から「労働者派遣事業」の許可をもらわなければなりません。

そのため、エンジニア派遣もするSES企業では、ホームページに「派遣許可番号」を掲載していることが多いです。

とはいえ、大手SIerでも「労働者派遣事業許可」を取っていることがあるため、必ずしもSES企業とは限りません。

また、派遣の許可を取らずにSES事業をしている会社もあるため、他のチェック項目とあわせて確認するようにしましょう。

自社製品・サービスの紹介がない

ホームページに自社製品・サービスの紹介がない会社は、SES企業の可能性が高いです。

SES企業では、自社製品・サービスの紹介がなく、次のような事業内容しか記載されていません。

ただし、自社製品・サービスの紹介があっても、SESを中心に事業を展開している会社もあります。

IT業界ではSES企業が多く、ホームページや転職サイトだけでは、会社を見分けるのは難しいです。

SES以外のIT企業を見分けるのが不安なら、IT転職エージェントを使えば、SES以外の会社を厳選して紹介してくれますよ。

IT業界でSES以外の会社の特徴

では、SESじゃないIT企業はどんな特徴があるのでしょうか？

本章では、SES以外のIT企業の特徴3つを紹介します。

自社サービスで収益を上げるIT企業

自社製品（スマートフォンアプリやWebサービス）で収益を上げているなら、SES以外のIT企業です。

エンジニアは自社開発ができるので、客先常駐で派遣されることはありません。

代表的な自社開発のIT企業としては、次の会社があります。

自社開発のIT企業はSESと違って、サービスの企画から開発・リリースまでかかわることが可能です。

また、髪型や服装が自由だったり、リモートワークを取り入れているため、自由度の高い働き方ができます。

自社開発のIT企業ランキングをまとめた記事もあるので、Web系の会社が気になるなら、ぜひチェックしてください。

自社内の受託開発がメインのSIer

大手SIerでは、自社内での受託開発がメインです。

むしろ、SES企業からエンジニアを受け入れる立場のため、客先に常駐することはありません。

自社内での受託開発がメインのSIerは、次のような会社があります。

元請けのメリットは、平均年収が高く、上の立場で仕事ができることです。

システム企画や要件定義の上流工程にもかかわれるため、高いスキルを身につけることもできます。

IT業界の元請け企業を一覧でまとめた記事もあるため、一次請けのSIerで働きたいなら、ぜひご覧ください。

自社で社内システムを作る非IT企業

最近では、IT業界以外でもエンジニアを積極採用する会社が増えています。

SIerへの外注に頼らず、自分たちで社内システムを作る非IT企業です。

具体的には、次の会社は自分たちで社内システムを作っています。

また、非IT企業では、「社内SE」という職種でエンジニアを募集しています。

会社によって仕事内容は異なりますが、以下のような業務をおこないます。

自社のIT業務を担当するため、他社に派遣されることはありません。

ただし、社内SEはエンジニアの中でも人気が高いため、しっかりとした対策が必要です。

社内SEを目指すなら、以下のIT転職エージェントを活用して選考の対策をしっかりやりましょう。

IT業界でSES以外の会社に入る方法

IT業界でSES以外の会社に入る方法は2つあります。

IT転職・就活エージェントを使う

SES以外のIT企業に入りたいなら、IT転職・就活エージェントの活用が最適です。

あなたに合った会社の紹介から、面接の対策まで完全無料でサポートしてくれます。

IT転職・就活エージェントでは、1人ひとりに丁寧なヒアリングをおこないます。

そのうえであなたの希望やキャリア目標、スキルに合った会社を厳選するため、ミスマッチのない転職が可能です。

さらに、書類の添削や面接対策も充実しています。

面接の傾向や求める人物像を教えてくれるため、事前にしっかりと準備でき、合格率が高まります。

転職を成功させるなら、相談から内定までサポートしてくれるプロに頼るのが一番の近道です。

迷っている方は一度、以下のIT転職・就活エージェントへ話だけでも聞いてみると良いですよ。

常駐先の会社に転職する

もし客先常駐で働いているなら、気になった常駐先の会社への転職も検討してみましょう。

エンジニアを受け入れる側のIT企業なら、SES以外の働き方ができます。

また、働いたことのある会社なら、ミスマッチがほとんどありません。

現場でしっかり成果を出していれば、上長から責任者へあなたを推薦してくれることもあります。

今までたずさわった現場で「良い」と思った会社があれば、人材を募集していないか確認してみてください。

IT業界でSES以外の会社まとめ

本記事では、SES以外のIT企業を見分けるポイントや入る方法を解説しました。

以下の特徴に当てはまる会社はSES企業の可能性が高いので、注意が必要です。

ただ、求人やホームページに情報を載せていない会社も多いため、自分で判断するのは難しいです。

選考を受ける前にSES企業かどうか知りたい人は、IT転職・就活エージェントをどんどん活用していきましょう。

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