IT元請け企業の一覧！一次請けSIer20社を一覧で紹介

エンジニアの転職・就職先として人気のある、IT元請け企業（一次請けSIer）。

そんな今回は、IT元請け企業（一次請けSIer）を一覧で紹介します。

一次請けSIerで働くメリット・デメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。

IT元請け企業（一次請けSIer）とは？

IT元請け企業（一次請けSIer）とは、お客様から直接システム開発などの仕事を請け負う会社のこと。

IT業界は多重下請け構造になっているため、最初に仕事の依頼を請けるのが、IT元請け企業（一次請けSIer）です。

一般的にIT元請け企業が、システムの企画や要件定義の上流工程をおこない、開発やテストなどは下請けに委託します。

そんな本章では、IT元請け企業の強みと弱みを詳しく解説します。

一次請けSIerのメリット（強み）

一次請けSIerのメリット（強み）は、以下のとおりです。

一次請けSIerは、顧客との間に他社を挟まないため、中間マージンが発生しません。

そのため、下請け企業と比べて利益率が高く、高年収の会社が多いです。

また、キャリアアップに不可欠な上流工程やマネジメント業務を担当できるのも、一次請けSIerのメリットです。

福利厚生も充実していることから、一次請けSIerは1社で安定して働きつづけたい人におすすめです。

一次請けSIerのデメリット（弱み）

続いて、一次請けSIerのデメリット（弱み）をみていきましょう。

一次請けSIerの仕事は、上流工程や下請けの管理、クライアントの調整がメインになります。

プログラミングにたずさわる機会がほとんどないので、技術力を磨きたい方には向いていません。

技術力を高めたいなら元請けではなく、二次請け以下のSIerや、自社開発をおこなうWeb系企業がおすすめです。

とはいえ、自分に合った会社を探すのは大変ですよね。

会社選びが不安なら、以下のIT転職・就活エージェントに相談すると、あなたに合った優良企業を教えてくれますよ！

IT元請け企業（一次請けSIer）の一覧

本章では、「独立系」「ユーザー系」「メーカー系」「外資系」のごとに、平均年収の高いIT元請け企業を一覧で紹介します。

独立系SIerの元請け企業（一次請け）

独立系SIerの元請け（一次請け）で、平均年収の高い5社を一覧にしました。

順位	会社名	平均年収
1	シンプレクス・ホールディングス	970万
2	オービック	959万
3	都築電気	912万
4	構造計画研究所	876万
5	BIPROGY	828万

独立系SIerとは、親会社を持たずに自社の力で事業をおこなっている会社です。

親会社やグループ企業の製品にしばられることなく、自由なシステム開発をすることができます。

独立系SIerの優良企業ランキングをまとめた記事もあるので、あわせてご覧ください。

ユーザー系SIerの元請け企業（一次請け）

続いて、ユーザー系SIerの元請け（一次請け）企業を一覧でみてみましょう。

順位	会社名	平均年収
1	野村総合研究所	1,232万
2	三菱総合研究所	1,111万
3	電通国際情報サービス	1,057万
4	伊藤忠テクノソリューションズ	941万
5	みずほリサーチ＆テクノロジーズ	882万

ユーザー系SIerは、一般企業の情報システム部門が独立・分社してできた会社です。

親会社の業界によって、ユーザー系SIerは以下のように分類されます。

ユーザー系SIerのホワイト企業ランキングをまとめた記事もあるので、気になる方はチェックしてください。

メーカー系SIerの元請け企業（一次請け）

メーカー系SIerの元請け（一次請け）企業の一覧もみていきましょう。

順位	会社名	平均年収
1	NECネッツエスアイ	832万
2	富士通エフサス	820万
3	日立システムズ	816万
4	日立ソリューションズ	807万
5	NECソリューションイノベータ	777万

メーカー系SIerは、ハードウェアメーカーの情報システム部門から独立・分社した会社です。

富士通、日立製作所、NECなど、国内の大手メーカーを親会社に持ちます。

メーカー系SIerホワイト企業ランキングの記事では、残業や売上などの項目別ランキングを一覧で紹介しています。

メーカー系SIerのメリット・デメリットも解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

外資系SIerの元請け企業（一次請け）

最後は、外資系SIerの元請け（一次請け）企業を一覧でチェックしましょう。

順位	会社名	平均年収
1	SAPジャパン	944万（推定）
2	アクセンチュア	900万（推定）
3	日本オラクル	853万（推定）
4	日本アイ・ビー・エム	849万（推定）
5	日本ヒューレット・パッカード	801万（推定）

外資系SIerは、海外のIT企業が設立した日本法人のことで、日本市場向けにITサービスを提供しています。

実力主義のため、若いうちから高年収を狙えるのが魅力です。

外資系IT企業は、「実力で評価されたい」「高年収を目指している」という方におすすめです。

ほかの会社も知りたい方は、外資系IT企業ランキングの記事をご覧ください。

IT元請け企業でよくある質問

IT元請け企業（一次請けSIer）を目指している方から、よくある質問を紹介します。

IT元請け企業（一次請けSIer）に入る方法は？

IT元請け企業に入るなら、IT業界に特化した転職・就活エージェントを活用しましょう。

IT業界の転職・就活のプロから、無料サポートが受けられます。

IT元請け企業は、高い年収と充実した福利厚生のため、多くのエンジニアから人気があります。

そのため、しっかりした選考対策をしなければ、内定を勝ち取るのは難しいです。

IT転職・就活エージェントは会社や社員とつながりがあり、一般には公開されていない内部情報も把握しています。

応募書類の添削や面接の対策もしてくれるため、1人でやるよりも受かる確率が高まるのがメリットです。

また、非公開求人を多数持っており、穴場の優良企業を紹介してくれることもあります。

1人で準備するのが不安という方は、IT転職・就活エージェントへ相談だけでもしてみてはいかがでしょうか？

IT二次請け企業（中堅SIer）の一覧は？

中堅SIer20社を一覧でみてみましょう。

会社名	平均年収
1位 トヨタシステムズ	692万
2位 QTnet	679万
3位 サーバーワークス	689万
4位 ビジネスブレイン太田昭和	699万
5位 クレスコ	653万
6位 三井E＆Sシステム技研	693万
7位 ラック	644万
8位 日立システムズエンジニアリングサービス	671万
9位 インテック	653万
10位 クオリカ	679万
11位 NSD	652万
12位 NCS＆A	664万
13位 NTTデータイントラマート	678万
14位 TOKAIコミュニケーションズ	647万
15位 アルファテック・ソリューションズ	693万
16位 NTTデータCCS	635万
17位 電算	691万
18位 システムインテグレータ	631万
19位 日本プロセス	699万
20位 シーイーシー	615万

中堅SIerは、大手と比べると平均年収が下がります。

一方で、さまざまなプロジェクトで開発経験を積めるので、プログラミング技術を磨くことが可能です。

技術力を高めたい人にとっては、中堅SIerの方が向いているでしょう。

「中堅SIerランキング」では、IT中小企業50社を対象に年収や評判など4つの項目でランキングを紹介しています。

中堅SIerに少しでも興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

IT元請け企業（一次請けSIer）の一覧まとめ

本記事では、IT元請け企業を種類ごとに一覧で紹介しました。

改めて、紹介した一次請けSIerをみてみましょう。

独立系SIer	ユーザー系SIer	メーカー系SIer	外資系SIer
シンプレクス・ホールディングス	野村総合研究所	NECネッツエスアイ	SAPジャパン
オービック	三菱総合研究所	富士通エフサス	アクセンチュア
都築電気	電通国際情報サービス	日立システムズ	日本オラクル
構造計画研究所	伊藤忠テクノソリューションズ	日立ソリューションズ	日本アイ・ビー・エム
BIPROGY	みずほリサーチ＆テクノロジーズ	NECソリューションイノベータ	日本ヒューレット・パッカード

IT元請け企業は責任の範囲が広い一方で、裁量が大きく自分たちでプロジェクトをコントロールできるのが魅力です。

また、年単位で進める大規模プロジェクトを任されることもあり、大きなやりがいが感じられるでしょう。

本気でIT元請け企業（一次請けSIer）を目指すなら、以下のIT転職・就活エージェントを積極的に活用するのがおすすめですよ！